カーディナルのドラグを滑らかに

渓流で普段使うリールはカーディナルと決めている。

サミングが大変し易く、ウォームギアはとても滑らかでありつつ適度な巻き抵抗があり、ルアーが泳いでいる感覚が掴めてそれが好都合だ。

お気に入りで予備と部品取り用とで3と33を合計4台も持っている。

 

ベール周りにラインが絡んでしまうことが有るけれど、そんなことは短所ではない。

それはサミングがうまく出来なかっただけだ。

 

このリールは渓流ルアーフィッシングにおける必要な技術を釣り人に要求してくる。

 

だが、個人的に気になる部分もある。

それはドラグの滑り出しだ。

 

カーディナルのドラグは設定値になるといきなり、ジッー!と滑り出しドッカンターボ(ちょっと懐かしいですね)のような効き具合なのだ。

最近の国産リールは低負荷でも、細かくチキチキチキとスプールを回転させ大変滑らかだ。

カーディナルのドラグを滑らかに
カーディナルのドラグを滑らかに

どちらがラインに優しいかは明らかだ。

だから保険の意味も込めて5lbという少し太めのラインをいつも使っているのだ。

 

国産並みとはいかないまでも、もう少し改善できないだろうか。

 

通常のスピニングリールとは違ってカーディナルはインスプールなのでドラグがボディ本体の中にある。しかもドラグダイアルからの力を斜めにドラグワッシャーを押す構造になっている。

通常のリール比べてとこの構造の違いは大きく不利である。

しかし、ドラグの構造を変えることは出来ない。

 

なので他の方法でドラグの滑り出しを向上させる方法を考えてみる。

 

先ず思いついたのがドラグワッシャーの材質変更。

純正は何やら堅めのゴム板(ベアリー?)みたいなものである。それにグリスが塗られて金属ワッシャーと挟まっているのだが、ドラグワッシャーの表面をみるとこれではグリスによって金属ワッシャーにべったり張り付いてしまい低負荷で滑り出しにくくなっているのではないだろうか。

これをフェルトか他の素材に置き換えてみる。これなら自作も容易だろうし、フェルト以外にも思いついた材料があるのだ。

 

あとがサイドカバー裏にある音を出す役割のピンを加工もしくは、これを細くする。

ドラグをフリーにしてスプールを手で回すとチキチキとピンを弾く抵抗が伝わってくるが、サイドカバーを外して再度回してみるとピンの抵抗の有無を感じることが出来る。

これが結構引っかかる感じでドラグの滑り出しに影響を与えていることは確かだ。

いっそのこと取ってしまうのが良いかもしれないがそれでは音が出なくなってしまうので、これを例えば細くすることによって抵抗を少なくすることを考えている。

 

 

すぐに思いついたのはこれ位で、まだ手を付けたわけじゃない。

これから少しずつやっていこうと思っている。

進展がありましたらまた紹介させていただきます。