食わず嫌い

前回の記事でスピナーベイトの紹介をしました。

ルアーメーカーさんでこのトラウト用のスピナーベイトを発売しているのを私は見たことが有りません。

 

これって何でなんでしょうか?

 

私が思うにトラウトの世界って良くも悪くも保守的だからだと思う。ネイティブの場合は特に。

前回の記事で、

 

なんでバス用のルアーでトラウト釣るんだよ!

 

と、つっこんだ人もいるのではないかと。

トラウト用ルアーはミノー・スプーン・スピナーが3種の神器の如く絶対で、他のルアーは受け入れられにくい世界になっていると感じます。

だから、メーカーさん側も企画が出てきても商品化されることはなく埋もれてしまう。販売しても数は出ない(儲からない)だろうからそんなものに開発予算は出せないという判断が少なからずあるのではないか。

 

つまり、メーカー側にそう思わせてしまうユーザー側の保守的な意識に理由があると思う。

保守的なことが悪い事ではなくて、既存のジャンルの中でメーカーが切磋琢磨し、ミノーやスプーンの性能が向上して熟成されていく。

 

だけれど私はもっとトラウト用ルアーは他のものを認めて受け入れてもいいと思う。

今後も主力はミノーでありスプーン・スピナーの3種の神器が変わることは無いだろうけど、色んなものを使えばいいと思う。

 

スピナーベイトは本来はバス用のルアー。ルアーフィッシングの世界においてバスの道具がトラウトよりもずっと先(5年も10年も)を進んでいるのは間違いなく、色々なやり方があってそれ専用のリール・ロッド・ルアーをメーカーが開発し供給している。

 

私はバスはやりませんが、色んな可能性を試して提案するメーカーとそれに応えるユーザーの関係は素晴らしいと思います。

 

食わず嫌いはやめて私たちも色んなことを試しましょう。

可能性を試さないなんてもったいないし、きっとその方が面白いですよ。