落書き道具

ミノーをデザインしています。

デザインというよりも落書きの繰り返しなのですが。

頭の中にイメージした形を描き起こしていく作業。

描いては、イマイチだと自分でダメ出しをし、修正してやり直す。

その繰り返し。

それにずっと付き合ってくれる昔からの相棒達。

これじゃないと絵が描けない
これじゃないと絵が描けない
目盛の読めない定規とステッドラー
目盛の読めない定規とステッドラー

私は描く時にはシャープペンを使うのですが、製図用の0.3mmでないと上手く描けません。

というより、このステッドラーの0.3mmに身体が慣れてしまっていて、他のペンを持った時に違和感があって使えないのです。もう軽く10年以上の間、このペンを使い続けています。

外装はフルメタルなので重く、感触は硬い。おかげで中指の当たる部分は太くなり、皮も硬くなってしまいました。

でも、その重さのお陰でペン先が安定し、金属による硬さが指先に紙を滑る芯の感触を伝えてくれる。

 

何年か使っていると細いペン先が曲がったりしてきます。軽度なら修正して直しますが、何回か繰り返すと癖がついてそのうちダメになる。

そして、新しいのを買いに行く。ステッドラーの素晴らしいのは同じペンが次もちゃんと手に入ること。

私が使い始めてからほとんど同じ仕様のまま変わっていない。

これがとてもありがたく信頼している理由でもあります。

製品として完成度が高いのでしょう。だから、長期間にわたって生産し続けていられるのだと思います。

こういう製品はあまり多くない。どうかこれからもずっと作り続けてほしい。

 

写真にある自在定規も気付けばステッドラーのものでした。滑らかな曲線を引く時に重宝します。

 

ペンの下にあるのが定規が一番付き合いが長いものです。

15年位使っていると思います。目盛はかすれて見難いですが、まだちゃんと線が引けます。

線が引ければそれで十分なのです。これで今まで何回線を引いたのか。

何万回と数えられないほどに使ってきました。

これからも使える限り活躍してもらいます。

無くてはならないとても大事な相棒なのです。