ベールスプリングの折れやすさ

先日、釣具屋さんに挨拶に行ってきました。

長々とお話に付き合っていただき有難うございました。

 

そこで話題になったのがカーディナルのベールスプリングの折れる頻度が左右で違うということでした。

私の場合、1シーズンに左右1セット折れるのでどちらかが折れやすいということは感じないのですが一般的にはラインローラー側の方が折れやすいそうです。

実際、仕入れたスプリングもラインローラー側の方から無くなっていくようでした。

 

おそらく、ベールワイヤーのラインローラー側が重くなっているため返る時の衝撃や負荷が大きくなっているためでしょう。回転バランスのため反対側のアームカムのネジは頭が厚くし重くなっています。

 

動作した時に線材同士が擦れているのも寿命を縮める原因になりますので、新しく組み込む際にはグリスを塗って下さい。摩擦が減って負担が減ります。

 

 

雑誌を見るとよく魚と一緒にロッドやリールを収めている写真があります。

プロが撮っていたりする写真は構図や光の方向も考えられていてとてもカッコイイのですが、時折リールが水没してる状態のがあります。

それって結構危ないなぁと思ってしまいます。

その人はそれでいいと思ってやってるのでしょうから余計なお世話なのですが、確実にリールへ少なからずダメージを与えてます。

最近のリールでも防水性が上がってきてますが、機械である以上水没はご法度なのです。

泥や砂なんかは最悪です。ヤスリ以上の硬さの粒子が含まれてますので中に入ってしまったら機関部に確実にキズがついてます。

カーディナルなんかは防水性が期待できる構造ではありませんので、そんなことになってしまったときにダメージをできるだけ少なくするため油脂類はしっかり付けておきたいところです。

 

カッコイイ写真を撮りたくて真似をすると思わぬトラブルを招くことになるかもしれません。

この事はベールスプリング折れと無関係ではない気がします。

魚と一緒に撮る際にはリールの下に石を置いたりして直接水や砂に触れないようにするなどの気配りをしたいものです。