シングルフックを巻く

ウチのミノーはトレブルフック設計なんですけど、シングルフックを巻くこともあります。

小さなミノーをシングルフックでバランスさせるのはナカナカ難しい事で、いまだに納得できるものは作れていません。(アレキサンドラって、凄いミノーなんですよ。)

 

ミノーはまだまだだけど、それに合せるシングルフックは良さげなのがあるフックメーカーから出ていて、形状が似たような餌針を探していました。

市販されているトラウト向けのシングルフックってネイティブ用のはなぜかチヌ針ベースのものが多くて不思議に思っていましたし、性能的にもちょっと不満な部分がありました。

考えてみればチヌと鱒は口の形は違うし、餌はもちろん捕食の仕方も違いますよね。

それに釣り方も餌そのものを自然に喰わせることを重視した形が、激しく動くルアーにちゃんとマッチしているとは思えないんです。

 

シングルフックに関してはエリアが大きく先行していて、各種色々な形状のものが出ています。

ミノー用も幾つか種類があり、気になるモデルがあったので購入し、ある程度使ってみて従来の物より適している感触を得ました。

それと似た形状の餌針を探して購入し、巻いてみたのが上のものです。

針先はストレートに近く、ゲイプは広くありつつも全長は短めです。

この形状なら50mmクラスのミノーでも前後に絡むことはかなり軽減されますし、ゲイプは広めなのでチヌ針よりも口内深くにフッキングすることも期待できそうです。

実はこれ、頼まれ仕事で巻いたのですが、54本巻いて残りは自分用としてテストしてみる予定です。

アイの微妙な大きさをどうするか悩むのですが、材質はザイロンノットが一番使いやすかったです。

今回は手に入らなかったのでケプラーですが、ザイロンノットは張りと柔軟性のバランスが良く、潰れて扁平にならないのでリングに通しやすく好適です。