ティムコ トラウター TW58ML

月曜は暖かい日差しも出ていて、雪が大分融けてしまいました。

日中はストーブ無しでもなんとかなるほどです。素晴らしい。

 

表題のロッド、ティムコ トラウターTW58ML です。

これ、一番最初に購入したロッドですが、手放さずに手元に残してあります。

今思えば、初めから強めのロッドが好みだったんだなと思いますが、現在の感覚でいうとLといったところでしょうか。

グリップ手前は補強のクロスが巻かれていて、ガッチリと頼もしく引きを受け止めてくれます。

ティップとベリーは負荷に応じてしなやかに曲がり、キャストしていて気持ちいいロッドです。

シューンッとルアーが飛んでいきます。

 

5ft8inありますが、グリップ長は短く感覚的には6ft位のロッドを振っているようなものです。

当時はこれで山岳渓流も歩いていたのだから、使えば何とかなるものだとかよくやっていたなとか少し感心したり。

今は山岳渓流で使うには少々長すぎて持て余しますが、秋に湖で近距離を攻めるときに重宝しています。

魚に対して負けず、かつ強すぎずの楽しむには適度なパワーなのです。

ブランクは良い仕上がりなのですが、ロッドとしては少々気になる点も。

 

この個性の一つでもある58にしては短いグリップ。

全長は235mm、リアグリップ長は86mm程。

5ft前半だとよりマッチしそうな仕様です。

自重は軽いので持ち重りはそれほど感じませんし、キャストの際はシングルハンドでびゅっと振りぬけるし問題なしです。

ですが、魚が掛かった後はもう少し長い方が安定しますし、やり取りも楽です。

不満というか問題と思える部分が1点。

リールシート後ろの金具です。

ダブルナットですが緩いやすいのと、締めこんでいくとリールフットにパイプのエッジで傷が付きます。

写真を拡大すれば分かりますが、エッジが当たる足の左右の塗装がこそぎ落とされた様になってしまいます。

緩みやすいからきつめに締めようとすれば、さらに傷が付くという悪循環。

これが嫌で使用する際は、リールフットにテープを巻いたりしてました。

一度使えば分かりそうな問題ですが、なぜこのまま量産されてしまったのだろう。

ブランクが素直で良いものだけに、ここは一寸残念な仕上がりです。

 

これらを改善しつつ、より扱いやすくなるようにこれからリメイクしていきます。