PEの扱いが下手

連日、暑い日が続いています。

35℃なんてこともあって、岩手は北東北ではなかったのかと疑ってしまいそう。

せめて、やませが吹くところに行きたいと思うこの頃。

暑さのピークは今週のようですが、早く雨も降ってくれないと沢も干上がってしまいそうです。

 

表題の通り。

どうもPEに対して苦手意識が消えない。普通に釣っている分には、そんなにトラブルが起きるわけではなく使うことは出来ているのだけど。

本流や湖ではPEでないと困るので、これ一択になるわけだが小渓流や沢ではナイロンの伸びが適度な余裕をもたらしてくれて、それに助けられていることを実感します。

バックやサイドで強く投げるときでも、人差し指に掛かるテンションを伸びによって和らげてくれるお陰でリリースのタイミングの余裕が生まれています。

でも、まだまだ使いこなせているわけではないので、これから精進していけば今よりも低弾道で飛距離を多少は上げることが出来ると感じています。

ナイロンは伸びますけど、この伸びて戻ろうとする力がキャストの初速を上げている感覚もあります。

同じようにPEで投げようとすると、パンパンに張った状態になるためタイミングがシビアになってきて、ほんの少しずれただけで水面を叩いたり、てんぷらになったりしてしまう。

経験がある方も多いハズ。

狭い川でそれを意識してしまうと、テンションを弱めた力の落としたキャストになってしまいPEといえども飛距離がイマイチになってしまいポイントの手前に着水なんてことも。

それで何回ポイントを潰したか。かといって、立ち位置を2,3歩前にしたら意味ないですしね。

私の現在の腕では、小規模渓流やボサ川でナイロンの飛距離までPEで安定して飛ばすことは難しいです。

開けた本流域では、邪魔するものがないのでビュッっと振れたりして飛距離の恩恵を受けることが出来ますが、油断すると対岸の葦原に刺さってしまうなんてことがあり、川の規模に関係なくサミングは重要ですよね。本流でさえ数十cmずれただけでも流せる筋が変わってしまいますし、ルアーを無駄に多く流しているようでは、スレてしまいチャンスを減らしていると思うのです。

小渓流では魚の反応や逃げていく姿が見えるので良し悪しが判りやすいですが、水量も深さもあるところでは目視が難しくなり、本人は気づかないまま既に魚が散ってしまったポイントへ見込みのないアプローチを続けているなんてことも珍しくはなさそうです。

 

そんな風に思っていて、使うPEは扱いやすさを重視することにしています。

見易さとサミングのし易さが主なところ、それとフニャフニャではない多少の張り。

前はサフィックス832の04号でした。悪くないラインでしたが、04は個人的にはちょっと細く感じ、次の号数は08となって今度は太い。

(832は、日本メーカーのものより一回り太く感じます。04は05程度、08は1程度で、1号となるとどちらかというとサクラ向きかと思います。)

いい塩梅であろう、06号がラインナップになく残念です。

現在は、シマノのG5を試していて、これは中々良さげ。

マルチカラーのエギング用のを初めに試し、いい感触だったので、より視認性の良い赤いG5+を追加で購入し使用中。

G5+は混紡する繊維が増えているためか若干太めですが、エギング用のはほぼ表記通りの太さだと思います。

なので、08を使用中ですが、次は06を試してみようかと。

今は12本撚りなんてのも珍しくなくなってきてますが、G5は5本と少なめ。

触ってみると、繊維が太めで本数少な目であることから編み込みがはっきりと感じられ、これにより指への掛かりが良くなっているのが分かります。

これがサミングのしやすさとリリースタイミングの取りやすさに繋がっています。

目立つ赤色は目で追いやすいですし、色落ちもそんなにしません。

ラインローラーやガイドが染料で直ぐに汚れたりなんてことはないです。

強度も十分。

 

サフィックスやG5には共通した特徴があるのですが、それはまた次回に。

 

 

遠野の釣具の正一屋さんへも、先日のシングルフックを納品しております。

興味のある方はよろしくお願いいたします。