昨シーズン渓流で活躍してくれたカーディナル33を先日、オーバーホールしました。部品を全部ばらして洗浄しましたがそれなりに汚れていたけれど状態は悪くありませんでした。ベアリングはゴロつきが気になってきましたので交換しました。組み上げてハンドルを回してみると滑らかに作動します。ベアリングは1個しか入っていませんがハンドルの自重だけでスプールが上下します。
今シーズンもコイツに働いてもらいます。
渓流ルアー用として人気があるカーディナルですのでアフターパーツもいくつか出ています。私もアルミスプールを一つ、昨シーズン購入し使用してみました。写真左がアルミスプールで右が純正のプラスプールです。
アルミスプールはシャロータイプのもので下巻せずに使えるので便利です。
なので購入して使ってみたわけですが初めて使ってみた時は、「おやっ!?」と感じることがありました。キャストしたルアーがいつもとは違うところに飛んでいきました。なんでだろ?と思って続けてみたところ、どうやらロッドを振った感じがいつもと違うようです。キャストした直後にロッドを止めるタイミングが少し遅れていました。
どうしてだろうと考えてみるとたぶんアルミスプールに交換したことによって慣性が変化したことではないかと思います。純正プラスプールに比べるとアルミスプールは重いです。ですので若干とはいえ大きくなった慣性と今まで覚えていたタイミングがずれてしまったのでしょう。リール自体の重心も前寄りになっています。
しばらくすると慣れてきたのですが結局、プラスプールに戻して普段は使っていました。アルミスプールはサブとなりました。
カーディナルにはプラスプールの方が合っている気がします。アルミに交換しますと重心が前寄りになるので振った時に重く感じてしまいます。おそらくプラスプール仕様で最初は設計してバランスも取られていたのでしょう。
純正のプラスプールでも機能的には問題ありませんが最初は下巻きを多くしなければなりません。個人的にはプラのシャロースプールがあればいいのにと思っています。