2011年10月上旬
某山上湖
昨年秋、河川禁漁後にとある山上湖にヒメマスを釣りに行ってきました。
夜明け少し前に現地着、すぐに準備し地図で確認した流れ込みにまずは入りました。
既に1人フライフィッシャーの方がやっておられました。
挨拶を交わし、少し話しますがまだ釣れていないとのこと。
そんなところへ岸近くを波紋を立てながら1尾の魚が泳いで来ました。よく見てみるとそれは50㎝程のサクラマスだったのですがなにやらフラフラと頼りなく至近距離まで寄ってきます。どうしたのだろうと覗いてみると口からトローリングのものと思われる仕掛けが1m付いたままです。気の毒なことに釣り人からは何とか逃れられたはいいものの仕掛けは外れず体力を消耗してしまって私にも気付かずそばまで来たのでしょう。
何とか外してやれないかと思い、足元まで来たときに仕掛けを足で踏みつけました。サクラマスは正気に戻り、激しくヘッドシェイクして仕掛けを無事に外していきました。
あれだけの力が残っていれば回復して元気になってくれるでしょう。
「結構大きかったね」とフライマンと笑いながら言葉を交わし、流れ込みの反対側で釣り開始です。
時折、遠くでライズとボイルが確認できます。ボイルの大きさからサクラマスと思われ、フルキャストしますが今日のタックルでは届かず。
流れ込みにはいくらかのベイトが見られますが魚種までは分からず。
その付近で1時間ほど粘ったころについにヒット。お目当てのヒメマスです。一旦ネットインし、すぐに2尾目もキャッチ。しかし、群れが小さいのかすぐに打ち止めになりました。
釣り上げた2尾をネットの中でネンネさせ写真に収めます。
撮影後、手早くリリースし別の場所へ移動。
次の場所でもヒットさせますが先ほどと同じサイズ。気付くとここには足元にヨシノボリがたくさん見られ、スプーンをしゃくってやると20尾くらいが群がってきました。
見ていると面白いのですが、今日会いたいのは君達じゃないんだよ とまた移動です。
今度は岬の根元に当たるポイントを発見し入ってみると丁度大きな群れが入ってきていました。
群れの中に目立って赤く大きな個体が見えました。
ちょっと大きなミノーに付け替え、そいつの目の前でトゥイッチしてやると一発でヒット。
一気に走りドラグを歌わせてくれたそいつはレインボーのように2度もジャンプまでしてくれました。
7ftクラスのMクラスロッドを引き絞り楽しませてくれます。
ここでは、この個体の後も10尾以上に楽しませてもらいました。(すべてリリース)
この後、別の岬に移動しそこでも何尾かに会うことが出来ました。
この日まわったすべてのポイントでヒメマスと触れ合うことが出来、美しいロケーションもあり満足のいく釣行となりました。
Tackle
Rod Cierry 73M
Reel Shimano COMPLEX F4
Line PE 8lb
Minnow Rhetenor48S 73mmSミノープロト 他
Spoon 5g~12g各種