2011年5月末
北上川支流の支流 (ホーム河川)
先日、紹介したホーム河川開幕釣行から何日か経ったころ、午後から時間の都合がついたので夕マズメの短時間ですが行ってきました。
今日の水温は13℃近く。適水温に近づいたせいか前回の朝マズメよりも明らかにチェイスの数も多いし、ヤル気がある感じ。
やっぱりこうでなくちゃ!
イイ顔のイワナです。将来有望な雄イワナ。
今日は”らしい”ポイントからは何かしらの反応があります。
ヤマメの方が多く釣れる川ですが今回はこんなのも釣れました。
落ち込みの下からチラチラと顔を出して反応するヤツを何投も打ち込んで、やっと引きずり出したと思ったら、
よし、喰った! ん!?なんか違うゾ。
ヤマメとイワナのハイブリッド(交雑種)でした。
写真では見たことが有りますが実際釣ったのは初めて。
体はイワナですが顔付きはヤマメっぽく見えるし、側面にはパーマークがはっきり。
背中は虫食いが”走っている”よう。
ハイブリッドは一代限りで繁殖能力が無く子孫が残せない可哀想な運命ですが長生きしてほしいものです。
その後も良いテンポで魚が遊んでくれます。
そして、今回最も印象に残った魚が彼。
サイズは24cmとそれ程大きい訳ではないけれど、後頭部から背ビレにかけて肉付きがよく盛り上がり、ファイトも9寸サイズ以上のそれを感じさせてくれた。このポイント付近の餌を独占しているのでしょう。
何より、この時期で側面に紅が浮かんでいる。
このタイプだと秋にはかなり強く紅色に染まるはず。ずっと以前の記事に同タイプの婚姻色の写真があるけれど、この個体はもっと鮮やかに発色するのではないだろうか。
前回の釣行でも個性的な個体が釣れたけれど、今回のものは違うタイプだと思う。
前回のものは
パーマークが小さく歪に数多く。背中は茶色が濃い感じで頭が丸みを帯びている。ヒレ先が白い。
ヌメリが強い。
この個体は
等間隔にパーマークが並び規則正しい様に見える。体色は明るめで背中の黒点が少ない。顔付きはシャープ。ヒレは黄色。
小さな規模だけれど、この川には個性的な2つの個体群が居るような気がしている。
前回の個体は下流域で、今回のものは上流域で釣れた。
過去の釣行結果を思い出すとこれは一致しているし、個体群で棲み分けているのだろうか。
堰堤が何カ所かあるのでその影響もあるかもしれない。
これはもっと釣査が必要かもしれない。
Tackle
Rod Casket Revolution RB55MS
Reel Abu Cardinal 33
Line ナイロン5lb
Minnow Rhetenor 48S 薄型55mmプロトシンキング
新型52mm 渓流用プロトは次回の記事にて紹介いたします。