数日前から予告しておりました新型52mmのプロトです。
サイズは52mmで重さは量っていませんが4gは越えていると思います。
ユニフォームは視認性重視で派手なチャート系ばかり。
内二つはヤマメパターンに。
こんな派手な色使いのはあんまり見掛けないと思うけど現場ではこれ位が見やすいので。
新型プロトを作るときはアクションが確認しやすいチャートにすることが多いです。
頭部分を背中とは違う色濃い色を塗るのが最近のお気に入り。
ボディはレテノールのような扁平タイプではなくて厚みを持たせて楕円に近い感じに。
搭載ウェイトは結構増しているけれど体積も増やしているから沈みはそんなに速くはないはず。
タダ巻でもアクションしやすい重量配分にし、背中とお腹のラインを浮き上がりにくく潜りやすいように変更。
潜らせるのはボディデザインとリップにその役割を負わせ、ウェイトはあくまで補助的。
重みで潜らせようとすると動きが、”死んで”くることが多いので。
コイツを作った狙いはレテノールでは反応(が薄い)しない深いタナにいるヤツを獲るため。
ちょっとした深さがあるポイントでそれまでと同じミノーを通したけど反応しない。
じゃあ、2投目は意識して沈めてみたら反応した ということが誰もが経験したことがあると思います。
でも、1投目で魚はミノーに気付いているはずでその追いは鈍く、結局は釣れないことも多い。
結果的にはスレさせただけに終わってしまった。
なら、初めからもう少し深いタナを通せるミノーを投げれば良いという風に考えるわけです。
手っ取り速いのは市販のヘビーウェイトミノーを買ってきて投げれば良いと思うけど、大抵は重さと共に動きも重たくなってしまっているものも多いんですよね。
ちゃんとそれに合わせて調整してあるものもあるけれど、ノーマルとボディもリップも同じで重くしただけのも見かけたりします。それでも釣れたりするんでしょうけど、それはもう浮力が足りなくてオリジナルとは違うミノーなのではないかと思うんです。動きがモタモタしてる。
そういうのは釣れても使っていて楽しくないのです。
本来ならミノーのボディ・ウェイト・リップの丁度良いバランスは一通りにしかないのでは・・・。
重くしたのならどこかでその分帳尻を合わさなければいけないのです。
ですから深いタナを狙う重めのミノーが欲しいと思った今回、レテノールの改良ではなく新規のデザインを起こしました。
これから現場で彼らを鍛えてやらなければなりません。