2012年の渓流シーズンは終了しましたが、既に2013年シーズンへ向けて少しずつ準備しています。
今シーズン様々なフィールドに出かけ、刺激を受けて色々なアイデアが浮かんできました。
写真は試作品のフレームを手曲げして製作しているところ。
レテノール等の量産モデルにはフレーム製作用の治具を使って一気に作ってしまいますが、試作品では一つ一つ手曲げして作ります。とりあえず15本分かな。
これはレテノールのようなフラットボディではなくてオーソドックスなスリムタイプのデザインのミノーです。
これの原型は5,6年前になるでしょうか。最初は55mmでした。
1st 55mmモデルではリップのセッティングが良くないこともあってかダウンに弱く、飛び出しやすい状態でした。でも、魚は良く釣れて今後に期待を持たせてくれました。
ダウンでの安定性を改善した2ndモデルは50mmになりました。ウェイトの量と位置も変え、ダウンで飛び出すこともなく、アップでも軽いトゥイッチでキュンキュンと首を振りつつヒラ打って使い心地がずっと良くなりました。
これも多くの魚たちを連れて来てくれて、人にも使ってもらって悪くない評価を頂きましたが個人的にまだ気になる点がある。アクションは良いけれど、もっと使い心地を良くしたい。
そして、上の写真に写っている3rdモデル。今度は少し伸びて53mmに。
全長はこれでほぼ決まり。ベリーアイの位置は1mm後ろにずらす可能性はあるけど。
ウェイト量と位置は2ndモデルと一緒。レテノールよりも軽いけれど飛行姿勢が良く、シューンと飛んでいきます。あとは主にリップの形を煮詰めるだけ。
大きく分けると3つのモデルになるけれど細かい小変更は幾つか有りました。
レテノールはちょっと癖があると感じる方もいるかと思いますけれど(私ビルダーの独断と偏見でデザインしたので)、比べるとこれは扱いやすく感じるんじゃないかな。
この3rdモデルを知り合いの方達何人かに使ってもらって意見を頂こうかなと。
私よりもずっと上手い方達ばかりなので、私が気付かない点も指摘してくれるのではないかと思います。
嫌でも受け取ってもらいますよ。
でも最終的には私の好みが反映されるんですが・・・。
まだまだ時間が有るので少しずつ進めていきます。
レテノールも一緒にね。