2012年10月下旬某日 2日目
某山上湖
前回のヒメマス釣行から1週間後。まだ、試作品のミノーやシャッドの具合とジグで試したいことが色々とあった。そのために前日、アシストフックのスペアを巻き貯めた。
ところが出発までの仮眠の時間を1時間オーバーしてしまう。夜明けには間に合わないなと思いながら、いつもより少しアクセルを深く踏み込んでいく。
現場に着いた頃にはやはり夜が明けていたが30分は取り戻せたかなと、急いでガイドにラインを通す。
今日も前回と同じポイントから始める。
砂利浜を歩きながらスプーンを打って広く探っていく。数秒だけカウントダウンしてあまり沈めない。
100m程歩いて探るが応答は無い。
この砂利浜は大きな湾の内側にあたるところ。東側の岬の根元には小型のヒメマスの群れが付いているのは前回確認済み。まだ居るだろう。
なので今日は反対の西側の岬の様子を見てみることにする。
歩いて移動し、岬の根元付近からジグで水深を計りながらポイントの地形をイメージする。
砂利からゴツゴツとした岩場に変化していき雰囲気は悪くない。足場もしっかりしている。後で分かったことだが、今は使われていないが遊歩道もすぐ傍に通っている。
2mも先からは急峻なカケアガリになっている。ここもジギング向きだ。
足元近くで色付いた影が揺らめく。
サクラマスだ。よく見ると大小5、6匹程。30~40cmの個体で2組のペアを作っているようだ。
小さいのはサクラというよりヤマメの雄だろうか。
しばらく観察していたが邪魔しては悪いと思い、岬の先端近くまで移動してジギングを開始した。
するとすぐにヒット。1投目だ。
その魚はバレてしまったのだが重さからみてサクラだったのだろう。
この岬では今はヒメマスではなくサクラが掛かってしまう気がする。今日、ここはやめておこう。
鱒が回遊してくることが分かっただけでも十分だ。
また次回じっくり攻めればいい。夏季解禁の時のお楽しみだ。
よし。
前回、大型のヒメマスの群れが接岸していた別の岬へ移動しよう。