塗装の後

塗装が終わりました。

6日から天候が荒れる予報だったので、それまでになんとかかんとか間に合わせしました。

雨が降れば当然湿度が上がってしまうし、風があまり強いと塗装ブースからの排気の出が悪くなってしまうのです。

私の塗装のやり方は我流なのですが、周りにそういうことに詳しい人は居ませんでしたから他人に教えてもらったことはありません。

始めは多少調べはしましたが、自分に合う条件は結局自分で見つけ出すしかないのです。

実際使ってみなければ分かりません。調べた知識だけは多い頭でっかちよりも、少しでも手を動かして実際に使ってみた方が得られるモノは多いと私は思っています。

 

塗料の濃度

コンプレッサーの圧力

ブラシの調整

etc

 

最初の頃はそれぞれの条件を少しずつ変化させて、塗装にどんな影響があるのか試したりしてました。

使用感や目に見える変化が面白くて楽しくて、ずっと弄ってました。

 

しばらくすれば方向性というか各条件が固まってきます。

下地の塗料と本塗装ではコンプレッサーの圧力を変えた方が良い事、色の違いでも圧力やブラシの絞りを調整した方が綺麗に吹けるということが分かってくる。そうなるとさらに楽しい。

 

その筋に詳しい方から見れば私のやり方は基本を無視したり、適切ではないところがいっぱいあるのかもしれません。

 

たぶん他の人はやらないだろうな思うのが塗料の濃度(粘度)を調べる方法。

私は写真の様に手の甲というか左手の親指のところに吹いてみます。

よく見ると肌の表面には細かいヒダがあります(角質?)。そこへ吹付けてやると、ヒダへ毛細管現象で塗料が滲み込んで広がっていく。

その滲み込み具合を目視で確認して、濃薄を判断してます。

 

ジュワーと行き過ぎたな、薄いみたいだから原液を足した方が良いかなとか。

 

微妙な違いなのですが、これを各色吹く毎に繰り返す。

そうすると写真の様になってきます。これはまだ少ない方で、一日通してやると手の甲が凄いことになっている。

作業中は気付きませんが終了してから改めて見てみると自分でもびっくりします。悪い病気にでもなったのかと。

 

実際、このやり方は体に良い筈がないので真似しない方が良いです。

でも、これからもこれでやっちゃうのだろうな。