1週間ほど前、釣りに行ってきました。
その時の釣果はパッとしなかったのですが、退渓し林道を車まで戻る途中に森のプーさんに会いました。
その熊はまだ子供。
駐車スペースの近くで木登りしている最中で、こちらに気付くとえらい速さで下りて逃げていきました。
ちょ、ちょっ!やべーよ、人間が居るじゃん!!
そんな感じでちょっと可笑しかったです。ママが近くに居たかもしれませんが、こちらは二人だったのでそれ程怖くはなかったし、むしろ姿を見れたことが嬉しかった。
今度は何とかして写真を撮りたい。
そして、また少し歩くと友人が森の中数十m先に居る鹿を発見。
よくもあんな所に居るのを見つけられるものだと感心して、こちらを見つめる鹿を確かめる。
手をパン!と叩くと跳んでいきました。
数日前、別の川に1人で釣りに行った時の事。
その川は入渓点から退渓点までかなり距離が有り、8時間くらい釣り上がっていかなければならない川。
3日程前の雨がまだ残っていて幾分水が高い。天気も曇りで風も無く川には白い靄がかかっていて見通しが悪い状況。20m先が見えるかなという位。
ヤマメ釣りには1日早いという感じの水でしたが活性はまずまず。
途中で31cmを超える程度のイワナを釣り上げる。
薄暗くデジカメにノイズが入りまくって綺麗に写真が取れなかったのが残念。
途中3カ所ある堰堤を越えてしばらくしたところで、ふと上流をみると20m先で何かが一気に川を横切っていく。
一瞬しか見えなかったので獣が何であったのかは分からなかったが黒くは無く、茶色で跳び上がるように走っていったからおそらく鹿だろう。
風も無く見通しも悪かったからあちらも直前まで気付かなかったのだろう。
一瞬相手が先にこちらに気付いて驚いて逃げたのだ。
そこから100m程歩くと獣のにおいがした。
すぐさっきまでココに居たのだ。
このまま釣りを続けようかどうしようか。
川通しで戻ると2時間は掛かるし、たぶん熊ではないと思うので気休めだが大きくパンパン拍手したり、時折 ワッ! と声を上げたりしながら続行した。
15時半過ぎに雨が降ってきたのでそこで釣りは中断して退渓点まで40分近く歩いた。
退渓点から車まで最低1時間は歩くので遅くても17時前には上がらなければならない。
無事退渓点に着くころには雨は上がってきて、あとは車まで林道を下るだけだ。
あの獣はなんだったのか分からないけれど山に分け入って釣りをしているのだから彼らのテリトリーにお邪魔しているのだ。
当然、何かと遭遇しても不思議ではない。
この山にはまだなんとか彼らの住めるだけの環境が残っているということなのだろう。
私はやっぱりそんな山や川で釣りがしたいのだ。