次は製作編だ。
純正スプリングの線径をノギスで測ってみると0.6mmらしい。
引き出しの中をゴソゴソしてみるが手持ちのステンレスバネ線は0.5mm,0.8mm,1.0mmしかなかったので一番近い0.5mmのもので製作してみることにした。
製作方法はシンプルだ。
適当な軸線にバネ線を巻き付けていくだけ。
工具はプライヤーと己の ”手” のみ。
手元に転がっている精密ドライバーに巻き付けてみた。
上の1枚目の写真がそれだ。
巻き付けるときに指に食い込んでくるので痛くなるがコイルスプリング状にはなった。
1回目でこれだけ整形できれば、あとは微調整すれば何とかなりそうである。
バネ直径が純正より少し小さくなったので次は軸線を太くしてみる。
で、2回目は軸線を太くしたら狙いよりも大きくなってしまった。
(今度は巻き付け易い様に一工夫した)
どうやら中間くらいが良いようだ。
巻き数が5と少ないが、これでどれ位のスプリングバックがあるのかも大体分かった。
最後まで加工してみたがL字ポイントを曲げるのが一番面倒だ。
3回目で大体狙い通りの形になった。
巻き数も6と純正と同じだ。
直径も長さも純正とほぼ同じだ。
1個できれば、こっちのもんである。
応用して反対側を巻くのは難しくない。
合計3セット製作した。
問題は、ちゃんと動作するか・耐久性はどれくらいなのかだね。