電気屋に行って思ったこと

作業は通常夜、深夜帯に行っています。

これは静かな夜間の方が作業に集中できるからです。

昼間だと近くを通る車の音だとかが気になって、

 

あ~! もぉ~っ!!

 

という状態になってしまうのだ。

 

作業が終わったころにはすっかり明るくなっていて食事を摂って休むのだが、この前サケが遡上してきているというニュースをしていて見に行ってみようかと思っていた。

あの川なら近くで見られるかなと、近くの北上川水系の支流に流れ込む川まで車を走らせる。

堤防の上に在る砂利道を右手に支流を見ながら走っていると、左手に広がる刈入れの終わった田んぼにハクチョウが数十羽の群れで食事中だ。

 

近くに車を停める。

クワックワッと言いながらお尻を振り振りして何かを食べている。

土手から見下ろして、カメラを持ってくれば良かったな~ と後悔した(コンデジだけどね)。

少しして目的の川に到着して、産卵するなら堰堤までのこの区間だろうというところを見て回ったが、鮭は1匹も見えなかった。既に産卵が終わったのなら亡骸が転がっているはずだがそれも見当たらない。

本流に通じているからこの川にも遡上するはずなのだが・・・。

 

風も強く吹いてきていたので帰ろうかとフラット4に火を入れる。

 

そうだ。 カメラを見に行こう。

 

さっきの白鳥で思い出した。

先月、気になるミラーレスが発売になったのだった。それの現物が見たかった。

あればいいなと思って電気屋のカメラ売り場を覗いたが目当てのミラーレスは無かった。

小さな地方都市の量販店では置いてある種類が限られているので仕方ないのだ。

もっと大きなお店か専門店にでも行かないと。

 

今使っている防水コンデジもとっくの昔に型遅れになっていて、最近はどんなのが出ているのだろうと幾つか手に取ってみてみる。

そしてガッカリする。

 

どの会社のものも基本的に同じものにしか見えない。もちろん、本体の大きさや細かいスペックは違うけれどドングリの背比べだ。

アルマイトで青や赤に染められたボディがチープに見える。

どうして個性を前に出したデザインにしたり、操作性に優れた大きさとボタン配置といったこと等をを売りに出来る製品がこんなにも少ないのだろう。

3万もしないコンデジなんかメーカーにとっては儲からないだろうから、そういうところにはお金はかけられないのか。

電源を入れてピントを合わせようとすると、顔認識機能が作動した。

違う、私が写したのは隣に置いてあったパッケージだ。店員さんではない。

不完全な機能などいらないと私は思う。

 

これで写真を撮っても全然楽しくないだろうなぁ・・・と店を後にした。

 

                                                              つづく