こうなっているものはありませんか?
程度の差はあれど、アイが曲がっている・変形しているミノーが高い確率であなたのケースやワレットに入っていると思います。
ミスキャストしてヒットさせたり、引っ掛けたりした時に外そうとして変な方向に力が掛かって曲げてしまいます。
大変残念なことにぶつけた時にアイを確認してくれる人というのはなかなか居ません。
知り合いの人やユーザーさんと釣りを御一緒するときがありますが、ほとんどの人はぶつけた後も確認せずに次のキャストをしてしまっています。
変形していないのならそれで問題ないのですが、潰れたり曲がったりしていると横で見ている私は直接ミノーを確認しなくても直ぐに分かってしまいます。
片泳ぎしたり、動きがギクシャクしてしまっているから。
(それにも気付かない人というのも多いのだ。これは作り手として結構悲しい。)
自分で作ったものですから、どこがどうなったかなど直ぐに予想がつきます。
気付きにくいのが、ベリーアイの変形。
これは、キャストミスというよりは引っ掛けたり・根掛かりしたときに無理矢理引っ張って曲げてしまう場合と魚をネットインした後に暴れてフックがぐるぐると網に絡んだ場合が多いようです。
特にネットの場合は気付きにくいはずです。
釣れた魚に気を取られてミノーの状態などは二の次です。
軽い曲がりや変形ならばその場ですぐに修正できるのですが、何回もヒットさせ重症になった状態で明らかに変な動きになり初めて気付くという人が結構多いのではないでしょうか。
気付いた頃には、ワイヤーがボディに食い込んでいてコーティングが一部剥がれている状態になっていたり・・・。
厄介なのがアイが潰れてボディに食い込み、すっかり埋まってしまうケース。
そうなったらプライヤーで引き出して潰れたアイの形を整えて修正するのですが、一度大きく食い込んでしまうとボディ内部に空間が出来てしまっているので、次にぶつけてしまった時には以前よりも変形・潰れやすくなっています。
修正した時に液状の瞬間接着剤を流し込むと多少はマシになりますが元の強度まで戻すことは出来ません。
こういう故障は気を付ければかなり軽減することが出来るので、ぶつけたり根掛かりを外したときなどに確認お願いします。
慣れれば10秒あれば確認できます。
アイの変形や曲りがあるとミノーは本来の正常な泳ぎにはならないので確実に釣果は落ちています。
それでいい魚を落としてしまっていては悔しいですよね。
リップ修理で帰ってくるミノー達も程度の差はあれ、変形・曲がりのある状態のものが殆どです。
もちろんそれも可能な限り修正して送り出しています。