前回は、硬くて重い材でしたが今回は逆に柔らかくて軽いバルサの話。
渓流用ハンドメイドミノーは多くのものがこれを使っていることでしょう。
何回か製作したことある方ならご存知でしょうが、流通している板材は品質というか比重や硬さにかなりばらつきがあって1枚1枚違います。
見た目は綺麗でも中に筋が通ってたりするのも多いです。
追加製作しようと思って在庫の3mm材を取り出して蛍光灯の光を透かしてみました。
4mm程度までならこのようにして中の状態を見ることが出来ます。
上の写真のものは、筋も通ってなく均質でここまで良い材はなかなか見かけません。
おぉ!っと興奮したものですが、ちょっと薄く2.7mmしかなかったのでこのままでは使えず残念でした。
これは違う3mm材を透かしたものですが、表面からは分からない筋が通っているのが見えます。
普通はこんなもんです。
この程度ならそれほど問題ないと思います。
ですが、筋が大きく斜めに傾いていると貼り合わせた時にアンバランスになるので使えません。
何枚も触ってると指先の感覚で硬さや筋の違いが、ある程度分かってくるので購入する際は1枚1枚確認して好みに近いものを選別するようにしています。