土曜はジメジメしておりましたね。
湿度も終日かなり高く、ドブ漬けできませんでした。
もう少し下がってほしいものです。
リールやロッドの新製品が出れば、どんなもんか気になってしまうものですが、最近はロッドのガイドセッティングに注目してみてしまいます。
バットガイドからトップまでのサイズや種類とラインの絞り方云々。
店頭でバットガイドが
KL16の次はKL10で・・・トップがMN5のチタンか・・・などと一人品評会してるわけです。
先日の55改48リメイクやEspada51では自分でサイズと種類を決めてみたわけですが、ブランクに合わせたガイド重量ってすごく大事だと感じました。
軽ければ軽いほど良いと思われがちですが、そんなに単純で簡単なものではないと思います。
Espada 51 KH20 KH10 KM7 KL5.5 KT5 4.5 LG4.5 テッィップから上はトルザイト
エスパダはかなり張りのあるブランクで、ティップまでバリッとしています。
例えるなら筋肉質とか鞭というよりも、強めのバネっていう感じでしょうか。
重めのルアーでも扱えますが、バネなのでしっかり曲げてやらないと飛んでくれません。
曲げてやれば直線的な軌道で弾き飛ばすことが出来ますが、軽い力で軽いルアーをキャストするとそれほど飛びません。
それではブランクが殆ど曲がらないからです。こういうブランクはキャストの際にしっかりと曲げてやらないと仕事してくれないのです。
重いルアーなら比較的容易に負荷を掛けることが出来ますが、2g半ば以下のミノーなんかでそれなりにブランクを曲げるためにはかなり速く振らないといけないわけです。
そうなるとリリースタイミングの幅がかなりシビアになってきて気を遣うようになります。
ミスるととんでもない方向に飛んでいきます。
ブランクを速く振ることは出来る。けれど、それを制御するのはかなり難しい。
ここでガイド重量が大きくかかわっていると最近強く感じるのです。
ひたすらシャープさを求めて、ティップとトップを小口径トルザイトにしたわけですが、現状では軽量ルアー使用時にはピーキーなセッティングになってしまっている。
上3つのガイドを1サイズ大きくするか、Sicに替えればおそらくというか確実にキャストが楽に感じられるはずです。
ガイドの重さ自体でブランクを撓らせることが出来るので、軽量ルアーのキャストコントロールを助けてくれます。
ガイドそのものの重さは、1/10、1/100gの違いと数字にすれば僅かですが使用感において大きく作用しているのです。
あるメーカーのテスターさんと話をする機会があったのですが、張りのあるブランクならトップは5か5.5で十分でそこまで軽く小さくする必要はない、それくらいの方が糸抜けも良いという事でした。
まさしくその通りだと現場で実感してるわけです。
何事も適正な組み合わせがあるというか、ロッドに関しては扱いきれない性能は要らない、それが足を引っ張ることも有り得るという考えになりました。
48に関しては、元がだるく感じてきてしまったこともあり、短くしてパワーも落としたこともあってか軽量化が効果的な非常に良い組み合わせになりました。
重いものは向きませんが軽いものから4g程度までならキャストしていて気持ちのいい仕上がりになってます。
エスパダ51はオフシーズンになったら、上3つを5で統一してガイド交換してみようかと思います。
扱いやすくなってもっと活躍してくれるはずです。