前回の続きです。
グリップに必要な部品を揃えました。
コルクグリップ。
既に必要な寸法にカットしちゃってますが、フライロッド向けのグリップを利用します。
ルアー用のもので探すよりも、もしかしたら適当なものが見つかりやすいと思います。
そして、フライ用の方が大抵ちょっと良いコルクだったりします。
今回は雰囲気良さげなウッドリング付きのを入手できました。
フォアとリアで色味が多少違いますが、使っていくうちに馴染むでしょ。
カーボンパイプは汎用ストレートのものから切り出します。
今回は240mmとします。大丈夫だと思いますが、並み繋ぎ部分の事を考えて裂けに多少強いクロスカーボンです。
ブランクとのジョイントの微妙なテーパーは、簡単な方法でちょちょいと合わせてしまいます。
外径9mmのパイプでしたので、部品の組み付けはテサテープとコルクテープで少し嵩上げしてやるだけでリールシートやコルクグリップの内径と合わせることが出来ました。
各部品を合わせると、こんなです。
両端のワインディングチェックとバットプレートを付ければ完成です。
ロッドのグリップなんてのは、部品が揃えばあっという間に組み上がってしまいます。
ミノーは1ヵ月も掛かりますが、これくらいなら半日も掛かりません。
スペーサーを削り出すとかなると途端に難易度や必要な道具・機械が大げさになってしまいますが、ルアーのハンドメイドよりもずっと取っ掛かり易いものなんです、ロッドを弄るのは。