グリップの重さ

先週末から、快晴となり夏のような日差しでグッと気温が上がってましたね。

夜と昼の気温差が大きく、日中は汗ばむほどでした。

先日降った分は、既に無くなった感じで渇水になってきている川もあります。

次の雨が欲しいところです。

 

3月に新たに組んでみたグリップですが、ここ何回か使ってみて思ったことなど。

奥のが新、手前が旧グリップです。

バットエンドからフォアコルク先端までの長さはほぼ同じで、全長は新グリップの方が5mm長くしてます。

旧⇒新グリップへ交換して使ってみると、最初の2、3日はキャストしたミノーの着水点がイメージよりも左右にずれるように感じました。

感覚としては、30~40cm位。

う~ん、イマイチかなぁ・・・なんて思ってました。

重さを比べると、12g程軽くなってます。

リールシート部分の差が大きいです。旧グリップの方が金具も肉厚で花梨スペーサーも少し長いのと、バランサーとしてグリップエンドに超硬エンドミル(タングステン)の廃材を入れてます。

新グリップはそのまま組み上げて、余計なものは追加してません。

手元が軽くなって、タックル重心が少し前に移動したせいで安定しなくなったのだと思いました。

 

でもね、何回か使ってるうちに慣れるものなんです。

そりゃ、一日数百回も投げてればズレとイメージが修正されて一致するようになります。

そうなると別の事に気付きました。

釣り終わった後の右手の疲労感が軽くなったというか、腕が疲れにくくなりました。

それと、普段私はバックハンドとサイド、フリップでほとんどのキャストをするのだけど、特にバックハンドの飛距離が伸びました。

これは気のせいなんかじゃなく、1割Upしてるんじゃないかと感じるほど。

タックルが軽くなった分、キャスト⇒ラインリリース後に腕を止めるのが楽になりました。

その分、今までよりも勢い良くブランクを曲げられるので遠くまで飛ばせるようになったんですね。

減速させるのが楽になったから、今までよりもスピード出しても大丈夫。減速するために使っていた力を加速にまわせるようになったのです。

 

よくよく考えてみれば、渓流タックルの前後重心バランスなんかは余程前寄りにならない限り気にする程のものではないのです。

5ftちょっとなら手元からのモーメント距離なんて大したことないですし、ブランクが短くて細い分空気抵抗も少ない訳だから、使用感に関して大きな要素はやっぱり重量なんだと思います。

クラシックリールなんて使ってる場合じゃないのかも・・・。

 

 

* アドニスは来週の完成を予定しています。