姫鱒用専用設計ミノー アマトンについて紹介します。
一目見て分かるのは、オフセットリップによるMDになっていることと、後ろ寄りにボリュームを寄せたボディです。
上から見ても、後ろ側が太く、浮力が後部に寄っているのが分かります。
これは、水の中にある時に常に前傾姿勢をキープさせたかったのが一番の理由です。
ご覧の通り、水中では40度程度に頭下がりの状態をキープしています。
リトリーブ時もこれ位の角度で泳いできます。
接岸したヒメマスを狙うのに、速く巻いてくる必要はあまり無く、逆にどれだけゆっくりと泳がせられるかという性能が重要です。
サスペンドに近いスローフローティング(トレブル #10 使用時)設定と相まって、かなりゆっくりじっくりと魚の前でアピールさせることが出来ます。
慣れれば、秒速10cm程度のスピードでも泳がせることが可能で、巻きを止めてステイさせた後、ティップを震わせてやればボディをユラユラさせて目の前で焦らすことも難しくありません。
常に前傾姿勢ということは、チェイスしてきた魚に対して、腹とお尻の両方のフックにヒットが見込めるという事でもあります。
ミノーは泳いでいるときは、前傾姿勢になるものですが静止させた時に水平或いは尻下がりになってしまうものは、チェイスしてきた魚が掛かる可能性があるのはお尻のフックだけです。
ヒメマスはバレやすい魚ですので、フックアップさせる・一尾を逃さないためにはこの差は小さくないと考えています。
また追記します。