気温が上がる日が出てきましたね。時期的にも、今後はそんなに積もったりはしないと思います。
もっと暖かくなれ。
ルアーとの接続にはスナップを使っています。たぶん、これが多数派の筈。
今までは、カルティバのクイックスナップを使ってました。
手頃で大抵の量販店に在庫しており、強度も不満はなく使いやすいですね。
こういう消耗品は、いつでも安定して手に入るというのが何より重要ですね。
高性能でも、少量生産で入手しにくかったりするようなものは、あまり使う気がしないです。
クイックスナップ、これが標準的な形状だと思いますが、もう少し幅が大きいスナップならルアーの動きに自由度が増すのかなと以前から気になってました。
右のが取り寄せてみたもの(以後、Dタイプと呼称)。
左のクイックスナップより、全長が1mm短いですが、重量はほぼ同じ。線径が同じだったので、線長も同じ。
開閉してみると、クイックスナップよりちょっと反発が弱い。
ちょっと大径になっているせいかなと思いましたが、強度表記は30lbだったので、クイックスナップの21lbよりも強い。
ならば、反発が同等以上でもよさそうなものです。
気になっちゃったので、ケブラー糸の両端に結んで綱引きしてみます。
でも、ケブラー糸の強度が不明。
4号相当近くなので35lb程度は有るはずだけど、伸びない糸なので結束強度は半分くらいか。
両端をルアーに繋いで、いざ!
結果は、結束部分で切れました。
もう一度やりましたが、同じく。
問題のスナップを確認してみます。
両側が新品未使用。
中が試験後。
両方とも耐えられましたが、クイックスナップが僅かに伸びたのに対し、Dタイプははっきりと変形が確認できます。
ここまで変形した状態での使用は危ないでしょうね。
クイックスナップ、中々優秀のようです。
Dタイプの強度表記に対して、この結果はどうなんだ?と思ってしまいそうですが、両社の強度の評価方法が同じとは限らないので、なんとも言えないところなんですよね。
クイックスナップは破断値という表記なので、恐らく伸びてすっかり開いて破壊される値だと思いますが、もしかしたら21lbまでの負荷までは耐えられる保障の値なのかもしれません。
Dタイプは、30lb掛けたら開いて壊れますよという意味かもしれない。ならば、半分くらいの負荷で変形してしまうのもおかしくはありません。
大径の分、変形しやすいのは仕方のない所です。
実際のところは分かりませんけど、各社のスプリットリングの強度基準も統一されてないですよね。
2重になった部分で計測してるものと、繋ぎ目の部分で計測してる製品、両方見たことがあります。
微妙な結果となってしまったDタイプのスナップですが、渓流で使うライン負荷なら簡単に壊れるという事はないはずです。
スナップは消耗品、バリューパックでもあるので不安を感じる前にどんどん交換していけば問題は無いでしょう。
たぶんね。