前記事の続きです
ここにもう一度、使用する際の推奨セッティングを記します。
推奨セッティング
Fook : トレブル #10
ring : #2
Line : Nylon 5~6lb (5lb以上推奨)
PEならリーダーは6~8lb程度
フックですが通常50mmクラスのミノーではトレブルならば#12が標準かと思いますが、ヘレナでは#10としています。
これはボディにある程度の厚みがあるためであり(レテノールに対しMDで+2mm、DDで+4mm程度)、#12ではフッキング率の低下が起こりやすいのです。
ミノーを上から見た場合、針先がボディよりもある程度外側に出ていないと針掛かりし難くなります。
また、フックはミノーの泳ぎを安定させる効果も持ち合わせており、#12ではダウンでアクションを掛けながら流した場合、暴れすぎる恐れがあります。(余程のことが無いかぎり飛び出しはしないはずです。)
よって、ヘレナはシングルフックの使用はデザインの段階からあまり考慮されていません。
ラインは主流のナイロンでは5lb以上をお勧めします。
ミノーの泳ぎに力があり、抵抗のあるMとDリップのミノーを動かすためラインにはある程度の太さと強度が必要です。4lbよりも5lb程度あった方が操作は快適です。
通常のミノーより結束に負担が掛かる点を考えてもこの程度あった方が安心で、何よりヘレナは表層までなかなか浮いてこないボトム付近のデカい奴のためのミノーなのです。
5lb程度が太すぎることはありません。
注意とお願い
ヘレナはレテノールよりも太いワイヤーを使っております。
アイが曲がって泳ぎが狂うことは少ないですがぶつけたり根掛かりを外したりと大きく力が掛かりアイが曲がった時は写真のようにリップの両側からしっかり持ち固定してプライヤーでジワリと少しずつ修正してください。
けっしてボディを持った状態でアイ調整をしないでください。
リップの接着部分に負荷が掛かり亀裂が入る可能性があります。
リップが大きいため通常のミノーよりもデリケートな調整が必要となりますので慣れるまでは慎重にお願いします。
送付時にはまっすぐ泳ぐように調整してありますが、微調整する場合は必ずこのように調整お願いします。
最後に
DDタイプなのでリップを含めた全長は50mmクラスとはいえ長くなります。
ルアーマンにケースの愛用者が多いメイホーのものなら、ルアーケースMで何とか収納可能です。
もちろん、タインサイドのワレットにも収容可能です。
というか、DDのリップの長さは泳ぎ・性能の兼ね合いもありますがタインサイドのものに収まるように決定しました。