2015年9月25日
岩手県北上川水系支流
15シーズンももうすぐ終わり、終盤だ。
幸いながら前回に良いヤマメが釣れてくれていたので気持ちに多少の余裕がある。
雨が降り、その後の釣行となったが水位計の値はまだ少し高い値を差していて少し濁りが入っている。そのことを考慮して朝一は最上流部に入ることにする。
2年程前からこの川に来ているが15年シーズンはこの川を本格的に開拓して、魚が居て釣りになる限界の最上下流を把握することに時間を費やした。
釣れても釣れなくても通しで歩いて渓相を確認し、そのお陰で秋に期待値の高い区間が多少は絞れるようになってきたつもり。
最上流部は濁りは殆どなくクリアだ。水量も問題ない。
少し水深のある瀬や淵を流してやると大抵は反応が有り、ヒットしてくる。
なるべく気付かれないように距離を取りつつキャストしたいけれど、上流部となると10m先に投げるということは無いので着水後の魚の反応は丸見えだ。
胸鰭を張り出しながら応戦してくれると見ているこちらのテンションは上がりっぱなし。
懐のあるポイントだと複数入っていて、上手くすると同じようなサイズが続けて釣れてくる。
アベレージは大体24~26㎝程度。
この時期はこれより小さいヤマメはほとんど掛からない。
秋色に染まってきているヤマメ達の姿を何とか記録に残そうとするも、本日は曇り空。
なるべく明るい場所を選んだりして色を出そうとするも大した撮影テクもなく難しく、歯がゆい。
そろそろ上流の区間も終わりとなり、少し下った周りに田畑がある区間をやってみることに。
上と大した距離は無いのだが、濁りはまだとれず朝と変わらず。
蛇行も少ないので瀬ではまだ流れが強く速いままだ。
先程とは違いミノーを流すのが難しい。
ミノーが魚がバイトする層に入るまでに上波に流されてきてしまう。
写真の通り、両側が葦のポイントも多く水量もあってか遡行しにくい場所もあったり。
テンポが悪くなりながらも、何匹か掛けたりミスったりしながら釣り上る。
川原が無いところでは手元に取り込むのが少々厄介だが仕方ない。
いつもは出る少し深い瀬を流したが反応無し。
魚が居ても流れが速くバイトできないのかもしれない。
その瀬を後にして、速い流れの脇に出来たちょっとした緩流帯を幾つか撃ちながら退渓点の橋まで100mいうところだった。
いつもは魚が着くようなところではない場所をミノーが横切った瞬間、突然重い手応え。
追ってくる姿は見えなかったから、目の前に流れてきたミノーを流芯直下から喰い上げたのか。
随分と近いところで掛けたのでティップからラインが3mも出ていない。
がくがくと手元に直接伝わる抵抗と水面近くで流れに揉まれる魚体に焦る。
時間を掛けてはダメだ!と一気に寄せて大きめのネットで掬った。
最後にネットに納まったのは紅に染まり始めた尺を越えた雄ヤマメだった。
Tackle
Rod Espada51ML
Reel Abu Cardinal 33 (Smooth Drag washer tune)
Line ナイロン 5lb
Minnow Adonis50S
2015年9月16日
岩手県北上川水系支流の支流
もはや秋の恒例釣行となっている細く小さな支流へ秋色に染まったヤマメに会いに行く。
途中区間は近くに林道も無く、釣り人の数が制限されるそのお陰で何とか魚影を保っていられるそんな規模の支流。
あと1週間もすれば此処もあらかた抜かれてしまうことは確実で、姿を見るとしたらギリギリのタイミング。幸運なことにこの日は少し前に雨が降った後での曇り。
下流の堰堤上からエントリーし釣り上がっていく。
入渓点から離れていくにしたがって反応とチェイスの頻度が上がりヒットする。
夏の渇水続きで雨の後とはいえベストな水量には及ばないが活性は悪くないようだ。
朝一入渓だが曇りでマヅメの雰囲気が長引いてくれているのもあるかもしれない。
釣れてくるヤマメは夏から秋色に変わっていくタイミング。
側線付近からピンクや紅が浮かび上がってきている。太陽光が直接注ぐことが無い場所が多く写真に色を出すのが難しいのだけれども、この区間のヤマメはグレーがかっているものが多い。
砂利や底石も似たような感じだ。
周りの緑は紅葉はまだ見られず、夏の様子を見せているがヤマメ達は季節の進みを敏感に感じているよう。
釣れてくるのは大体24~26㎝でほとんどがヤマメで、イワナも居るがかなり上流でなければあまり掛かってくることなくポイントらしいポイントにはヤマメが定位している。
水量も少なくポイントの規模も小さなこの川ではチェイスからバイトまではっきりと見えることが殆ど。
プロセスと結果が明確に。ヤマメの反応に一喜一憂する。
この釣りの楽しさ・難しさは川の規模とは別の話。
何匹かのヤマメを釣ってはリリースしながら、途中幾つかある堰堤へ到着した。
そこは谷となり少し薄暗く、流れ落ちる水の吹きかえしからくるミストで水中の様子が視認しにくい。
落ち込みの中へミノーをプレゼントすると8寸程度のイワナが釣れてきた。
手早くリリースするが、釣れたは良いもののこの事にちょっと違和感を感じる。
ヤマメが優勢なこの区間で1投目でイワナが釣れてきたということは落ち込み付近には同サイズ以上のヤマメは入っていないか、ミノーに素直に喰ってくるヤマメではないと思われた。
ならばと、次は堰堤脇にある倒木周りにキャストした。
すぐにトゥイッチさせながら戻ってくるミノーの後ろに茶色の影が追っているのが何とか見えた直後にしっかりとした手応えが伝わってきた。
アワセを入れた後は、リールを巻きながら後ずさり。
4mも無いところで掛かったこともあり勝負は一瞬、近くの水溜りにそのまま誘導した。
フックを外し、ネットに入れ水通しのあるところに移動。
サイズはなんとか尺を越えてくれた。
出逢えたことに感謝しつつ、その姿を観察する。
この川のある程度の大型の雄ヤマメは頭がかっちりしっかりしている、これはゆっくり成長しているからだと思うのだが、不思議な共通点として背中の黒点が少ない個体が多い。
なぜかこの支流で釣り上げた尺前後以上に成長した雄ヤマメはこういう個体ばかり。
それと大型の個体の方が婚姻色の紅がはっきりと他の個体よりも早く現れるようだ。
この雄ヤマメも写真では茶色がかって見えるが肉眼では紅に近い色合い。
前年の7月に幅広の一回り大きなヤマメを掛けたが(残念ながらランディング失敗)、夏の時点で側線付近をすっかり紅に染めた魚だった。
ヤマメの生態にはまだまだ分からないことばかりで、楽しく難しい謎解きがたくさん残されているのだ。
Tackle
Rod Espada51ML
Reel Abu Cardinal 33 (Smooth Drag washer tune)
Line ナイロン 5lb
Minnow Adonis50S
2015年8月23日
岩手県北上川水系支流の支流
今回の川は住んでいるところから30分掛からない近場だ。何年か前にダム下区間中上流をやったが、パッとしなかったのと近くの温泉の影響からか水温が高く底石には苔がこびりついていてあまりいい印象が無かった川。
6月に昼間から出かけて、こんな時間だし何処にするかと思案したところ、近いしずっと最近やっていないしどうなっているのかと気まぐれ選択して釣行した。
その日は晴れで水温も既に20℃近くだったが、そういう状況だからあえてこの時期は誰もやらないであろう最下流部に入渓してみた。
ウグイの天下かなと思ったが釣れてくるのは皆ヤマメで7寸~8寸超で元気で良く肥えていたものばかり、3時間で11、2匹釣ったところで終了した。
遊べる程度にはちゃんと釣れるんだな~、と意外な収穫に、雨の増水でもう少し底が綺麗になれば期待できそうだとその時は思っていた。
今年の夏はとにかく雨が降らずに渇水続きで、7月は雨らしい雨も降らない状態だった。
盆を過ぎたところでようやく雨らしい雨が降って久しぶりの増水。
前日(22日)夕方に気になってあの川の様子を見に行ってみると、まだ水量は多く濁りもきつい。
下流の小さな橋の上から覗くとフライマンが頑張ってドライで狙っていたが、この状態ではかなり厳しそうだった。
明日の朝だ。
そう結論して家に戻り準備することに。
当日は0600に到着、昨日フライマンを見たところから入渓する。
そこは6月にやったときに釣り上がった退渓点の場所でもある。
水位はだいぶ落ちているが、まだ濁りが残っている。曇りで水面は白くなって偏光越しでも水中の様子は確認しにくいが、これはまずめの雰囲気を長引かせてくれそうだ。
釣り上がっていくと直ぐにクモの巣が残っているのが目についた。
前日のフライマンはやはり入渓点近くをちょっとだけやって諦めて帰ったのだろう。
それに数十m先から長いロッドを振れる渓相ではなくなってしまう。
増水したけれど底石にまとわりついた泥を流しきることは出来なかったようで流れの緩い場所では、あいかわらず泥を被ったままのところもあり滑りやすい。
直線的で勾配の緩い今一メリハリに欠けるこの区間、今までの高水温と渇水の影響は大きい様で増水後といえどもあまり活性は高くないようだ。
チェイスも乏しいので小場所は無視して、流れの変化がはっきりとしている部分を中心に撃っていくことに。
途中、長めのプールがあったが腰を越える水深に一旦川を上がり、藪をこいで迂回することになるが、真夏の暑さと日差しで育った河畔林はまるでジャングル。
流れ込み近くに無理矢理顔を出して流してみるとようやくヤマメのまともなチェイス。
3投目でヒットさせるといつのまにか将軍様に変わられてしまっていてガッカリ。
続けて釣り上がると升目のコンクリートが積み上げられたのが崩れて落ち込みを形成しているポイントに出くわした。
濁りは相変わらずだが拓けているし念のため離れてアプローチすることにして右岸から落ち込み右手にアドニスを投げ入れた。
3投目でやっとヒットし手元に引き寄せると8寸のヤマメであった。
この場所ならまだ必ず居る筈と写真を取らず直ぐにリリース。
今度は移動して左岸から落ち込み左側を狙う。
10m以上先に着水させたミノーをなるべくゆっくり持ってくることを意識し、素直に1投目でガガンッ!と来た。
アワセを入れた後の抵抗からそれなりのサイズのよう。
ぐしゃぐしゃと暴れた後、右に走ったと思えば急にこちらに向かってきた。
一瞬、テンションフリーになってバレたかと思ったが、フックはしっかり刺さっていた。
まだ元気だったが足元に寄せた魚をネットで掬い上げた。
確認するとちょうど尺を越える位の雌ヤマメ。
秋に向けて抱卵しお腹はパンパンだ。
おそらくずっとこの落ち込み付近に居て大きくなった個体じゃなかろうか。
慢性的に薄濁りに近い水色と開けたポイントが、パーマークが薄くくすませた様な魚体にさせたのかもしれない。
何年後かに彼女の子供たちに遊んでもらえるように願ってリリースした。
Tackle
Rod Espada51ML
Reel Abu Cardinal 33 (Smooth Drag washer tune)
Line ナイロン 5lb
Minnow Adonis50S
2015年7月27日
午前 岩手県北某本流
午後 岩手沿岸河川支流
久しぶりに知り合いのOさんとの釣行である。
朝まづめに間に合うように気合を入れて4時頃には迎えに行って、そのまま北へ向かって車を走らせる。
いつものコンビニで食料を調達し、いつもの道を通って現場着。
普段、この川に来るのは稀なので知らない区間も多く、朝一にチョイスされたのは量感のある流れの瀬だ。
アップで投げ入れると直ぐにチビヤマメが掛かる。
Oさんは下流の様子を見てくるとのことで、こちらはそのまま釣り上がっていく。
上手のポイントはゆったりとしたプールで少し濁りの入った今の状態では底まで見通すことは出来ないが泥を含んだ砂であると思われた。
対岸側は葦が繁茂していてそこへ流れがあり、根元は深くなっている模様。
アドニスを際近くにプレゼントして流れに乗せるイメージでトゥイッチしてくると25cm程のヤマメが浮いてきた。付き場を離れるのが嫌なのか2mちょっと追ったところでUターンして沈んでいく。
次で喰わせたいと思ったものの2度目はほとんど追ってくれることなく直ぐに戻ってしまった。
根掛かり覚悟でRh52HSを助走を取って沈めて低層を流すも反応無し、続いてスプーンのドリフトも試してみるが沈黙してしまったよう。
まずめだが活性は高くはないようだ。
区間を変えたりして探っていくが掛かっても単発で(25cmほど)次が続かない。
月曜だが、これは人的プレッシャーというよりも晴ればかりが続いていることによる川のコンディションの低下の影響が大きいように思われた。
本流の流れがイマイチなのでこの川に注ぐ、細い支流をやってみようかという提案。
沢好きとしてはやらないわけにはいかない。
川幅は2~3m程度だ。
合流点よりOさんが先行して釣り上がるもこれといった魚は現れず。
しばらく進んだところでカーブを曲がって直ぐの流れから、やっとヤル気のある魚を発見。
日陰だが白く反射し手前までしか水中の様子が分からない。
2匹反応しているのが見え、大きいのが25cm程度か。
Oさんが攻めているがどうにもバイトまでは至らず、選手交代。
人の後ろから様子を見ていて、魚はミノーに十分興味を示している様で何かのきっかけがあれば口を使ってくれるように感じた。
黄色いアドニスをスナップに繋いだ。
TTG(テレストタイガー)カラーだ。
2,3投してまだ活性は落ちていないのを確認して、手前足元近くまで追わせたところでヒット!
激しく身悶えする魚をバレるのが怖くて素早く掬いあげた。
狙って掛けたという達成感に浸りつつ、ネットの中のヤマメを確認すると嬉しい事に思っていたよりも一回り大きい9寸。
なぜ、TTGを選んだかというとOさんが通常のアルミシルバーベースのミノーを投げていたからそれと違ったものをというのもあるのだけれど、意識したのはその状況での魚からミノーはどう見えていたのかということ。
実際魚がどう見えているのかはっきりとは確認しようがないが、このポイントは日陰になっていたことでアルミのフラッシングが抑えられミノーが白っぽく見えていたのではないか。
日の当たる場所ではミノーのギラツキが魚の興味・好奇心を高めバイトを誘発することは良くあることだと思うけれど、この時は白いものがチラチラと揺れているだけでいまいち像がはっきりとは見えていないのではないかと予想。
TTGは側面をライムチャートにして、バックをパール入りの黒に近いダークグリーンのオレンジベリー。
こいつはあえてあまり光を反射しないようにして、周りが明るくても日陰でもミノーのシルエットが分かるようにと狙って塗装したものです。(色合い的に虫を連想させたいとも思ってますが)
ベースにはっきりと色が乗っていてあまり反射しない方が日陰ではシルエットがはっきりとして魚からは見えやすいのではないか。
さっきまでは白いのがチラチラとしててよくわかんなかったけど、こいつは黄色に黒と動きがはっきり見えるぞ!
捕まえてやれ!
ヤマメが実際こう思ったのか分からないが、この時の狙いとしてはこんなイメージなのだ。
シルバーベースでどうにも反応が鈍いと思われた時、TTGに変えたらバイトしたという経験はこの時だけでなく結構あるのです。
これが今日イチになりそうです~、とか話しながら数枚写真を撮らせてもらいリリース。
その後はこの沢はパッとせず川を上がった。
午前はここで終了。
午前のこの水系はこれから望み薄だろうということで、午後は山を越えて沿岸河川支流に行くことに。
陽は既にかなり高くジリジリと照りつけてくるが、到着してみるとこちらの水系は透明度も高く水温も悪くは無さそう。
なにより渓相が気持ちいいし、ゲーター越しに伝わる流れも心地よい。
勾配が多少あるので流速はちょい速めの流れにミノーを打ち込んでいく。
透き通った流れにミノーの動きと魚の反応がはっきり見える。
今日はいつもの主力のナイロンではなくPEを使用し、泳ぎの違いを確認しながら釣り上がる。
2種類持参したリーダーの僅かな太さとしなやかさの違いでミノーの動きがかなり変化することを改めて確認。
途中、流れが二分しOさんが左手にいったので、こちらは右手に向かう。
流れが速くアップではリールを巻く手が忙しい状態で、クロス・ダウンクロスも織り交ぜながら少し上手には落ち込みがあり、流れが絞られている。
撹拌され、白泡だらけのポイントにアップではあっという間にミノーが帰ってきてしまいそうなので、回り込んでクロスのポジションとった。
3m先に投げ入れたミノーは流れに巻き込まれて直ぐに沈んでいき、白泡もあってか視認は出来ない。
対岸の岩盤寄りに投げ入れた数投目、ゴンッ!と鷲掴みされたような感触に一瞬流木の根掛かりを疑ったが連続する衝撃は魚からのものに間違いない。
短く合わせを入れた後、断続するドラグの音と激しくローリングする感触が伝わってくる。
リールを巻くが流芯の下に居る魚は押しの強い流れを味方にラインを引き出し抵抗し、その姿はまだ見えない。
ドラグを半回転締めこんで、魚を浮かせに掛かるとそれはヤマメだった。
ギラギラと反射する幅広の体躯に興奮しつつも、ローリングでばれないかという焦りと緊張。
足元まで誘導してランディングしたあと、ネットを大きめにしておいて良かったと実感した。
生け簀を作って、二人で写真を撮りながらOさんがメジャーを当てると31は超えていた。
なるべく弱らせないように軽く流れを当てながら写真を撮るも思ったように色を出すのが難しい。
現物はこんなにも美しいのにそれを記録できないのがもどかしいが、こちらのワガママにいつまでも付き合わせるわけにもいかない。
多少名残惜しいが撮影を諦めて、ヤマメを流れに帰した。
遊んでくれたヤマメと岩手の自然に感謝。
Tackle
Rod Espada 51ML
Reel COMPLEX2500HGS
Line サフィックス832 0.4号 リーダー フロロ6lb 1.2号 ナノダックス7lb 1.2号
Minnow Adonis50S Rh52HS
2015年6月30日
岩手県 北上川水系支流の支流
相変わらず雨は少なく、渇水が続いていた岩手県。
やっとまともな雨が降り、増水の後の引き際を狙っての釣行。
薄曇りで空にもまだ少し雨の影響があるようだったが、今日あたりから良い頃合いなのではないかと楽しみしていた。
雨の後となるとあの川というようにお気に入りの場所で、時期的にも十分尺ヤマメが出てもおかしくないはずだ。
車を停め、藪漕ぎをして堰堤を越えて入渓する。
入渓点からしばらくはそれほど反応はないが、それはいつもの事なので足早に釣り上っていく。
何匹かのチェイスの確認後、ヒットし手元に寄せたのはイワナだった。
普段であれば有望ポイントはヤマメの方が圧倒的に優勢であるこの川で最初にイワナが釣れてきたということは、ヤマメ狙いのベストタイミングには少し早かったようだ。
ご覧の通りの小渓流だがこれでも水は多い方で、個人的にはあと5cmちょっと減水してくれるとベストで半日早かったのかなと思う。
規模が小さいので5cm10cmの差は結構大きいのだ。
明日となると人が入ってしまいそうなので難しいところだけど。
ヤマメのベストタイミングではないけれど、活性はそれなりに高くてしっかりとバイトしてくる。
時期的に虫がメインベイトなので、去年から試している側面がライムチャートに黒緑を組み合わせたカラーを投げている。
反応は上々で、シルバーベースでいまいちバイトしてこない時、これに交換すると口を使ってくれる時も多いと感じるカラー。
8寸を越える程度までは、ぼちぼち掛かるがそれ以上は見えず。
やはりベストには少し早いのかと思いつつも、やっぱり最大の原因は釣り人の腕だ。
必ず9寸から尺上のサイズは居ただろうし、こちらのミノーも見て居る筈。
チェイスが見えなかったのはミノーをキャストする前に気付かれたか、中途半端なところに着水させて警戒させたりしたからだろう。
自分の腕と技術の探求に終わりはないと実感。
退渓点まで幾つかある堰堤と岩場を越え、何匹かのヤマメ・イワナに相手にしてもらいながら残りの区間を釣り上がっていった。
今度来たときは今回よりも良い魚と出会えますように。
Tackle
Rod CASKET Revolusion RB55MS
Reel Abu Cardinal 33 (Smooth Drag washer tune)
Line ナイロン 5lb
Minnow 主に Adonis50S
2015年5月22日
岩手県南 北上川水系支流
岩手の川はGWの時点で渇水のところが多くなっていた。
幾つかの川に出かけ、北上・花巻近辺の川はもう渇水のところばかりであり、あらかたこの付近の川は制覇しているので今年は少し南へ足を延ばして徐々に新たな地図を広げている。
今は県南の比較的流程の長い支流を開拓中だ。
大きく二つに分かれ、一方にはたくさんのヤマメが居ることが分かったことと大まかな川の流れとポイントが頭に入ってきたのでもう片方支流をやってみることにする。
時刻はお昼をまわった。本日は晴れで日差しが眩しい。
途中にダムがあるのだが、晴れが続いているからかここしばらく放水は無く流れに勢いはない。
活性はイマイチのようで日陰の掘れていて流れが効いているところからしか反応はない。
しかもほとんどチェイスしないで目の前にミノーが来たときにしか口を使ってくれないようだ。
先程、日陰で2回連続で掛け損ねる。
直後に激しい首振りで外されてしまった、おそらくヤマメ。
そろそろ、今日はポイント把握が主になってしまいそうだな~、と思い始める。
岩盤の大きく掘れた淵があったけど流れが止まっていて、魚はおそらく入っているだろうが口は使わず沈黙するだろうという予測は見事に当たり。
隣の支流とこうも違うのかと驚きと少々の落胆に、この川を釣るとしたら雨の後くらいしかやる時は無いなと思いつつ小さな橋の下のポイントに差し掛かった。
それ程深くはないがカーブしたことによって多少流れの変化が見て取れるポイントへアドニスをアップでプレゼント。
コンクリートの際から黒い影がぐねぐねと纏わりつくようにチェイスして躊躇なく口を使った。
やっと出たか~と安堵しながら寄せてくると悪くないサイズで生意気にもドラグを出して抵抗した。
やっとネットに入魂できるぞと思いつつ掬い上げたのはイワナだった。
今年はなぜかイワナが全然釣れなくてまだ10匹も見ていないが(ヤマメとの比率は10倍以上になっている)、なんとか尺上が釣れてくれた。
だが欲張りにもこのネットならばもう少しサイズが欲しいと続けて投げて次にヒットしたのは8寸サイズで、しかもバレてしまった。
そううまくは行かないなと思いつつ、残りを退渓点まで釣り上がっていったのだった。
Tackle
Rod CASKET Revolusion RB55MS
Reel Abu Cardinal 33 (Smooth Drag washer tune)
Line サフィックス832 0.4号 リーダー フロロ5lb 1号
Minnow Rh52HS Adonis50S
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